Re: 東京都の銅像 - 林　久治 URL

2024/03/23 (Sat) 09:47:43

鈴江近太郎（港区）：本像は所有者の掲載許可が下りておりませんので、会社の標石を表示します。
設置場所：東京都港区虎ノ門1-12-19　スズエ・アンド・スズエビル２階受付前
制作者：不明
設置時期：不明
画像提供：林久治⇒銅像探索記/f
設置経緯：鈴江近太郎氏（ちかたろう、1875-1954.6.19）は、徳島県出身。蔵前高専醸造科を卒業し同時に野田醤油株式会社（亀甲萬）に入社して10年間勤務。その間に同社研究所長として醸造機械の改良を重ね、著書も出版したが、結核で倒れ、知り合いの特許局審査官より弁理士業をすすめられ、1910年に神楽坂の自宅で「鈴江特許事務所」を開業した。近太郎氏の長男・康平氏は国家公務員となり、1961年に科学技術庁事務次官に就任した。「鈴江特許事務所」の事業は、甥（弟の長次郎氏の子息）の武彦氏が継承し、武彦氏は1949年に二代目所長に就任した。

Re: 東京都の銅像 - 林　久治 URL

2024/03/23 (Sat) 09:51:05

九代目市川團十郎「暫」像（台東区）
設置場所：東京都台東区浅草2-3-11　浅草寺裏庭
原像制作者：新海竹太郎
原像設置時期：1919年
原像供出：1944年11月30日
復元時期：1986年11月3日（十二代目市川團十郎襲名記念）
画像提供：ヒロ団長
林久治⇒銅像探索記/f
設置経緯：本像横の碑文に、次のように記載されている。
　大正八年　江戸歌舞伎ゆかりの地　浅草浅草寺境内に　劇聖と謳われた明治の名優九代目市川團十郎の歌舞伎十八番「暫」の銅像が作られました　この銅像は近代彫塑の先覚者新海竹太郎氏の傑代であり　歌舞伎の象徴として全國の人々から親しまれておりました　ところが第二次世界大戦中の昭和十九年十一月三十日金属類回収のため　この「暫」の銅像も供出命を受け　四十余年を経てまいりました
　この度　十二代市川團十郎襲名を機に　復元機運が高まり　浅草寺の御理解のもと　多くの方々に御尽力を賜り　ここに「暫」の銅像が再現されました　十一代並びに十二代市川團十郎父子　地元浅草及び松竹株式会社三者の永年の願いが叶えられたことになります
　こののちも　歌舞伎の隆盛とともに　この「暫」の銅像が歌舞伎の象徴として　日本國民はもとより世界人々からも　幾久しく愛されますことを願ってやみません
　昭和六十一年十一月三日　　　　　　　　　　　　　　　　　　宇野信夫撰書
　九代目市川團十郎「暫」銅像　復元建設委員会
　　十二代市川團十郎　浅草観光連盟　松竹株式会社

Re: 東京都の銅像 - 林　久治 URL

2024/03/23 (Sat) 09:53:32

大谷米太郎夫妻（台東区）
設置場所：東京都台東区浅草2-3-11　浅草寺裏庭
制作者：朝倉文夫
制作時期：1962年
建立時期：1967年10月1日
画像提供：ヒロ団長
林久治⇒銅像探索記/f
設置経緯：大谷米太郎翁（1881年7月24日 - 1968年5月19日）は富山県出身の実業家。大谷重工業を創立。ホテルニューオータニを建てたのも彼。1964年に大谷米太郎夫妻の寄進によって、1945年の東京大空襲で焼失した仁王門（経蔵を兼ねることから、宝蔵門と改称）が再建されるなど、浅草寺の伽藍復興に尽力した。宝蔵門には、重要文化財の「元版一切経」などが収蔵されている。この縁により、1967年境内に夫妻の寿像が建てられた。里夫人（生没年は不明）は、栃木県の島田定十郎氏の長女。